ワインの種類~フォーティファイドワイン・フレーヴァードワイン~
ワインは赤ワインや白ワインといった色の他にも、
醸造工程の違いで分類することができます。
前回に引き続き、ワインの種類についてご紹介致します♫
今回はフォーティファイドワインとフレーヴァードワインについてです。
好みのワインを見つける際にも知っておくと便利な知識なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
フォーティファイドワインとは
フォーティファイドワインは別名酒精強化ワインとも呼ばれます。
ワインの醸造工程中にアルコールを加えて、ワインのアルコール分を高めたものです。
味にコクが出て、保存性が高まります。実はシェリーやポートワインもこれに分類されるんですよ!
マデイラ、マルサラと合わせて4大酒精強化ワインとして有名です。
フォーティファイドワインの種類
フォーティファイドワインは、以下の3種類が代表的です。
・マデイラワイン
・シェリー
・マルサラワイン
マデイラワインは、96度のグレープ・スピリッツを加えて酒精強化した後、
加熱熟成し独特のフレーバーを与える製法です。
太陽熱を利用した天然加熱熟成をする場合や、
3ヶ月~6ヶ月ほど35度~50度の乾燥炉内で加熱処理する場合があります。
シェリーはスペイン南部のアンダルシア地方で定められた産地でのみ造られたものをさします。
実は、シェリーの名は英語表記。地元スペインではビノ・デ・ヘレスという名前です。
マルサラワインは、イタリアのシチリア島に伝わる伝統的なフォーティファイドワイン。
ティラミスに用いられるお酒なので、名前を知らずとも多くの方が
一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。
フレーヴァードワインとは
フレーヴァードワインはハーブやスパイスなどの抽出液や果汁を加えたもので、
中にはそれらの蒸留酒を加えたものもあります。
想像しやすいのはサングリアでしょうか。
フレーヴァードワイン
フレーヴァードワインは、以下の3種類を抑えておくと良いでしょう。
・サングリア
・ヴェルモット
・レッチーナ
サングリアは、ワインにオレンジやレモン果汁を加えた飲み物です。
スペインやポルトガルでよく飲まれているのですが、
フルーティーな味わいと見た目の華やかさから、
日本でもじわじわと人気が出てきています。
ヴェルモットは白ワインへハーブやスパイスをふんだんに(15種類以上)使ったもので、
スピリッツも配合されています。イタリア発祥の甘口のものと、
フランス発祥の辛口のものが存在します。
たまにはイタリアやフランス以外のワインが飲みたい!
そう思ったら、レッチーナを試してみてはいかがでしょう?
レッチーナは、ギリシャ伝統のフレーヴァードワイン。
松ヤニで風味付けした独特の味わいは、風味が強い料理にも負けない存在感が魅力です。
2回に分けてワインの基本4種類について
ご紹介しましたが、いかがでしたか?
ワインの種類って知ってる?そう聞かれたら、
「赤ワイン、白ワイン、ロゼワインと、あとはスパークリングワイン!」
と答える方が大半ではないでしょうか。
実は、この他にもフォーティファイドワインやフレーヴァードワイン
という種類が加わり、さらに細分化することもできます。
種類について知ると、ワインの奥深さを改めて実感するはず!!
どんどん色んなワインに挑戦してみてくださいね♫
次回は赤ワイン、白ワインについて
もう少し詳しくご紹介したいと思います!!
朝晩冷える季節になってきましたので
体調を崩さないようお気をつけてお過ごしください(^^)
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