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「チーズ」の種類・味わいの特徴、ワインとの相性③

前回までは、ナチュラルチーズを6種類に分類し、それぞれの特徴を紹介させていただきました。

 

チーズとワインの合わせ方にはコツがある!

 

ワインは「チーズの最良の友達」といわれるほど、チーズと相性の良い飲み物です。

プロですら「その世界は奥深く、限りがない」という、チーズとワインのマリアージュの世界を少しのぞいてみましょう。

チーズとワインは、どちらも西アジアを発祥の地とする発酵食品のため、そもそもの相性が良いと言われています。

長い年月の間、ヨーロッパの各地域で育まれてきたチーズとワイン、

産地同士を合わせるのが良いとよく言われるのは、このためでしょう。

 

しかし、もっと大切なポイントになるのが、味わいです。

熟成から生まれる複雑さ、酸味や塩気、脂肪分によるクリーミーさといった様々な味わいのバランスを考えることが、

チーズとワインをうまく合わせるコツになります。

熟成期間の短いチーズは、酸味がしっかりしていて、さわやかでマイルドな味が特徴です。

合わせるなら、フレッシュで果実味が感じられるスッキリした白ワインや、軽めの赤がぴったりでしょう。

熟成が進んだチーズは、アミノ酸由来のうまみが増し、塩味が強まるなど風味が複雑になっています。

このように個性を増したチーズには、チーズに負けない力強さを持つフルボディの赤や、

樽熟成されたコクのある白などが似合うでしょう。

 

また、似たような熟成や味わいを合わせるパターンの他に、対照的な味わいを合わせるパターンもあります。

ブルーチーズと甘い貴腐ワイン(糖度の高い貴腐ブドウからできる、極甘口で濃厚なコクとうまみ、

芳醇な香りが特徴のワイン:別名「ワインの帝王」)との組み合わせが代表例です。

ブルーチーズの強い塩気とワインの奥深い甘さが絡み合い、お互いのうまみを引き立てています。

まさにマリアージュの王道といえるでしょう。

 

▶︎フレッシュタイプ

さわやかな酸味でフルーティーな白(ソーヴィニヨンブランやミュスカぜなど)、

軽い赤(ピノ・ノワール、サンジョベーゼなど)、ロゼ

 

▶︎白カビ フレッシュなタイプ

ライト~ミディアムボディの赤か白、フルーティなシャルドネ

 

▶︎白カビ 脂肪分高め、熟成したタイプ

フルボディの赤、コクのある辛口の白

 

▶︎青カビ マイルドでクセが少ないタイプ

果実味のある軽い赤

 

▶︎青カビ コクがあるタイプ

渋みのあるフルボディの赤、貴腐ワインのような甘口

 

▶︎ウォッシュ 若いタイプ

軽い赤、キリッとした酸味のリースリング

 

▶︎ウォッシュ 熟成タイプ

重めで辛口の白、芳醇な香りを持つフルボディの赤

 

▶︎シェーブル フレッシュなタイプ

さわやかで柑橘系の香りを持つソーヴィニヨンブラン、ロゼ

 

▶︎シェーブル 熟成タイプ

樽熟成したコクのある白、グルナッシュやシラーなど個性のある赤

 

▶︎ハード・セミハード マイルドなタイプ

軽めでフルーティーな白

 

▶︎ハード・セミハード  うまみの強いタイプ

木樽の香ばしいナッツの香りを持つ白、熟成したコクのある赤、シャンパン

 

チーズ×ワインのまとめ

 

・産地の同じチーズとワインを合わせる方法が王道

・チーズとワインの熟成から生まれる複雑さ、様々な味わいのバランスを考えてみる

・「ブルーチーズ×貴腐ワイン」のように、対照的な味わいを合わせるパターンもある

 

チーズの基本的なタイプと味わいの特徴、それに合うワインの考え方とタイプを紹介してみました。

これをまず頭に入れた上で、実際に組み合わせながら味わいがどうなるか体験してみるのがおすすめです。

そして、お互いの味わいを引き立てる、自分好みのベストなマリアージュを見つけてみてください。

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